世界遺産の街

 エディンバラ中心部は世「オールドタウン」と18世紀の都市計画で作られた「ニュータウン」に分けられます。「オールドタウン」は7世紀から作られはじめ、12世紀から18世紀に建てられた建物が多く存在しています。中世から近世にかけての時代を映すデザインを見るだけではなく、歴史的価値の高い建物も楽しむことができます。アウトランダーで有名になった『ジェイミーの印刷屋』もありますよ♪

 エディンバラのシンボルであるエディンバラ城から女王陛下(今は国王)の居城であるホリルード宮殿までのメインストリートがロイヤルマイルで、その周辺が「オールドタウン」です。365日観光客が絶えることなく歩いている場所であり、日本からツアーで来た人たちも必ず案内される場所です。そのため、ロイヤルマイルの両側には土産物屋、カフェ、レストラン、パブetc.が教会や博物館と入り混じって連なっています。夏のフェスティバルシーズンには世界中からやってくる観光客とパフォーマーで溢れかえり、一瞬どこの国にいるのか分からなくなるかもしれません。人混みは嫌いですが、エディンバラフェスティバルのためなら私は何でも我慢するくらいワクワクできる歴史あるイベントです。

 「オールドタウン」だけでなくスコットランドの首都エディンバラのシンボルになっているのがエディンバラ城です。11世紀に建造され、ヨーロッパで1番多く攻撃を受けた城としても有名です。まず驚くのが、岩山の上に建てられていること。11世紀にこの岩山に石を運んで城塞を築いたなんて想像を絶する苦労があったと思います。その後の戦いの度に修復と拡張を繰り返し現在の姿となっています。10年程前でも、新たな遺跡の可能性がある!と部分的に発掘調査が行われていました。小学生の頃、考古学者に憧れた私は興味深々です。初めて行く方は日本語のオーディオガイドがあるので、是非使ってください。日本人はスコットランドの歴史を知らないので、ただ見て回るだけではもったいないです。私は3~4回は訪れていますが、そのたびに発見があります。ただし!時間を忘れてしまうため半日はかかることもありますのでご注意ください(笑)場内にはカフェもあるので、休憩しながらゆっくり回るのをおススメします。

 せっかくエディンバラ城に来たら、見逃して欲しくないのは午後1時の空砲です。ワンオクロックガンと呼ばれ、日曜、祝日以外は大きな空砲が打たれます。知らない時に街を歩いていて、空砲が聞こえたときは、何かイベントでもやってるのかな?と思っていましたが、毎日なんですよ。慣れてくると13時の時報にしか思えないので不思議です。11世紀の礼拝堂、戦没者記念堂、クラウンルームに飾られている王冠、ダガー、王笏も忘れずに!日本のお城とちがって、建物の中に入ると石の匂いがします。特に地下部分は湿度もあるので土っぽい匂いも加わります。気候も考えたとき、この空間で人々が暮らしまた戦いに備えたのかと想像すると…今の平和な生活をありがたいなーと思います。

https://fb.watch/muEYxAS7dy/

 エディンバラ城は世界遺産とはいえ、フランス、ドイツにあるきらびやかなお城とは全く別物です。まさに戦いのため、街を守るための城です。地元の人たちが自虐的に灰色の城だから~と言いますが、街を守ってきた城に守られているって素敵じゃないですか?なんだかんだ言いながら、みんエディンバラ城が好きなんですけどね。スコットランドはブリテン島の北部になりますので冬の寒さは厳しく豊かな土地もないため、フランス、ドイツのような農業大国ではありません。小麦もとれないのでカラス麦(オートミール)を食べているわけで。そんな環境で戦い抜くための拠点です。質実剛健を絵にかいたようなお城ですが、その中にも美しい装飾や彫刻を目にします。言葉では伝えきれないものが現地にはあります。せっかく旅の途中で訪れるなら、現地の文化や歴史を少しでもいいので頭に入れてから行くのをおすすめします。感動が何倍も大きくなることは間違いありません。

 8月はエディンバラ城の前にロイヤルミリタリータトゥーの観覧席が設置されるので、雰囲気が変わります。運よく8月のエディンバラを訪れる機会のある方はタトゥーチケットを手に入れてください。日本からもネット予約できますよ。私は3回行って3回とも最後感動して泣きそうでした。ところで、タトゥーってなに????と思いますよね。それはまた別のブログで。

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