アーサーズシートはエディンバラの中心部から東に位置する、ホリールードパーク内にあります。私が現地にいた時は、つながってはいるけれどアーサーズシートがパーク内にあるっていう認識が全くありませんでした(汗)天気もいいし、ちょっとサンドイッチでも買ってハイキングに行く?とか、最近運動不足だから、散歩に行く?という感じの場所でした。
標高は251mしかないので、東京タワーより低い丘なのですが…近づいていくにつれ岩山や登山道を目にすると、やっぱり山?という気にもなります。登るルートにもよりますが、1時間~3時間あれば往復できます。ただし、岩場もありますし雨で足元が滑りやすくなることもあるので、サンダルではなくスニーカーで行ってくださいね!崖の上の平坦な場所はソールズベリー・クラッグスと呼ばれていてロッククライミングの名所でもあります。ただ、危険性が高いため南端のサウス・クウォーリーのみに制限されていて許可が必要です。
アーサーズシートはエディンバラ城の岩山と同様におよそ3億5千万年前に火山活動によって盛り上がり、その後何百万年もかけて西から東へ動く氷河によって浸食されました。結果、市街地に玄武岩の切り立った崖ができたのです。また。山頂部分にはヒルフォートと呼ばれる避難場所が部分的に残っています。
自然の恩恵でできた、ユニークな丘に感謝してハイキングを楽しんでください。途中に[地面に巣を作る鳥の卵を保護しています]という看板がありますが、私はまだ見つけていません。誰か見つけて報告して欲しいです!ついてる方は野うさぎに出会えます。しかし、風が強いので思った以上に体力を使うハイキングとなるかもしれませんが、その分絶景が待っています。アーサーズシートに登るとエディンバラの市全体が見渡せるので海も見えますよ。本当に中心部にあるんだなと実感します。いつ来ても、何ものにも代えられない絶景を見せてくれる場所です。
最後に、アーサーズシートの麓に池があり白鳥がたくさんいるのですが、公園の鳩のように人なれしているため、道路で座り込んでいる時もあります。数羽の白鳥なら「キレイだねー」ですむのですが、群でいると話は別です。ここはスコットランドなのですが、残念ながらイギリス王室の管轄下でもあります。という事で、イングランド同様ここでも白鳥はクイーン(今はキングですね)の所有物です。故意でなくても、ケガをさせたら大変なことになるので気を付けてくださいね!これは冗談ではないので念のため。
←これなら可愛い(^^)
旅行中はなにかと食べ過ぎてしまいます。そんな時はリフレッシュもかねてアーサーズシートを登ってください。きれいな空気と素晴らしい景色は、どんな有名な絵画や星付きレストランの食事よりあなたの記憶に残ります。
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