「グレイフライアーズ・ボビー」という名前で親しまれているスコットランド版忠犬ハチ公がいて、実際にエディンバラにいたスカイテリア犬です。ボビーは飼い主であるエディンバラ市警のジョン・グレイと暮らしていたのですが、ジョンは結核を患ってしまい亡くなってしまいます。しかし、それを知ってか知らずか、ジョンのお墓の前でなんと14年間ものあいだそばに寄り添い続けたというんです!信じられますか?
飼い主のいない犬は処分すべきとの声もあがったものの、近所の人々から次第にエディンバラ市民たちにもこの話が広がり、それから人々は毎日健気に待ち続けるボビーを見守りお世話をし続けます。そしてボビーが亡くなった後、ボビーはグレイフライアーズ・カークヤードの外側に埋葬され、今も飼い主と一番近い場所で眠っています。近くのボビーの名前がついているパブの前に一体同じ銅像があり、ボビーの鼻をこすると幸運になると言われているということで今も大人気なため、そこだけ色が変わっています。
この銅像は有名なわりに小さいので、見逃してしまいがちです。うっかり通り過ぎないでくださいね。ボビーの鼻にタッチしたら、同じ名前のパブで一息ついてくださいね。
実はこのボビーが埋葬されているグレイフライアーズ・カークヤードは世界で1番怖い墓地があり、肝試しのメッカともなっています。ハリーポッターにでてくるヴォルデモート卿のモデルになったと言われるトーマス・リドルのお墓もあります。実際、今でもポルスターガイストの目撃情報が報告されています。ガイド付きのゴーストツアーもあるのですが、霊感の強い友人は「本当にここはマズい」と言っていました。私は重くて息苦しいなぁと思いましたが、どこまで感じることができるか試してみませんか?エディンバラの歴史を知ると、そんな話になっても仕方ないな。と思います。それは又別のお話で。
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