クリスマスキャロルとディケンズ

クリスマスが近づくと思い出すのが『クリスマス キャロル』です。
読んだことはありますか?

ジム・キャリーが主演のディズニー映画にもなっています。ミッキーとドナルドのクリスマスキャロルもあるので、どこかで目にしていると思います。

『クリスマス キャロル』は、有名な作家チャールズ・ディケンズが書いた物語で、心が冷たいビジネスマンがクリスマスの精霊たちと出会い、自分の生き方を見つめ直すという話です。主人公の名前はエベネザー・スクルージで、彼がクリスマスイブの夜に体験する奇跡が物語の核心部分です。

エベネザー・スクルージは物語の主人公で、厳格で無情なビジネスマンです。彼はお金を稼ぐことだけを考え、クリスマスの喜びも人々との絆も忘れてしまっています。しかし、彼がクリスマスイブの夜に出会う幽霊たちの導きにより、彼の心は大きく変わっていきます。

いいお話なんですが、スクルージという名前はディケンズがエディンバラを散策中に訪れたキャノンゲート・カーク(教会)で目にした墓碑からでした。実在したスクルージは経済学者アダム・スミスのいとこで、守銭奴とは縁遠い人でした。現在、グラスマーケットにある”The Beehive Inn”というパブの上に住んでいたそうです。スコッツ=”mean”(ケチ)という印象がこの結果を導いたのでしょうか。

ディケンズは1843年に6週間で『クリスマス キャロル』を書きあげ、1週間で6000部を売り上げてベストセラーになりました。ディケンズ自身、父親が借金を返済できなかったために12歳で靴墨工場で働くことになり、家族と離れ貧困戦う人生を歩んできたことから、彼は大衆と共にあ歳る作家でした。低俗な大衆作家と批判されながらも、ディケンズの作品を一般大衆が本を読むきっかけをつくり子供達にも影響を与えたのです。

この『クリスマス キャロル』をはじめとする彼の作品は、困窮を生き抜いたディケンズならではの社会への皮肉、冷酷な時代の歴史的瞬間を描いています。
ただ、それだけではなく『クリスマス キャロル』に感化された富裕層が(スクルージ)寄付を始めました。イギリスのチャリティー精神のはじましです。そして、この頃廃れかけていたクリスマスの習慣が復活したのです。人々はクリスマスツリーを飾り、クリスマスの食卓を家族で囲むようになりました。クリスマスカードが発売されたのも、この頃です。

ディケンズが『クリスマス キャロル』を書かなかったら。。。。。
私達はクリスマスのウキウキ感を味わえなかったかもしれません!

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